前回は三大テノールのドミンゴのお話でしたので、今回はカレーラスとパヴァロッティの思い出をお話します。
ベルリン時代、カレーラスのソロリサイタルにはどうしても行きたくて学生の身としては大奮発してチケットを購入!最高の時間を過ごしました。
カレーラスは当時3人の中で私の一番好きな歌手でした。本当に魅力的な声、表情で私も含めみんながコンサートの後「自分を見て歌ってくれた!」と信じていました!
ドミンゴもカレーラスもスペイン出身です。当時から仲良しのスペイン人の友人がいるのですが、彼女の家に遊びに行くたびにご家族が地元バルセロナ出身のカレーラスの事を誇らしそうに話していたのを覚えています。
そしてイタリア人のパヴァロッティ!ベルリンのヴァルトビューネという野外のコンサートのチケットは手に入りませんでしたがラッキーな事にリハーサルを聴く事ができました。リハーサルなので軽く歌っていたにもかかわらず彼の素晴らしい声が響き渡ること!声が伸びる伸びる!
パヴァロッティを聴いて「音楽って自由なんだ!」と青空の下、開放感を味わったのを覚えています。
ドイツでの5年間は毎日が音楽と共にあり、沢山の素晴らしいコンサートやオペラを聴いた中でも三大テノール全員を聴けたことは私の財産の一つです。
当時夢中で聴いたコンサートの数々が私のピアノにも沢山の影響を与えてくれました。
実感として「聴く」ことは上達への近道だと思います。勿論生のコンサートの空気感、臨場感は格別ですが今はコロナでなかなか厳しいですよね。でもYouTubeやオンデマンドなどもあります。是非色々聴いて好きな作曲家や曲を見つけて下さい!
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