母に聞いた話ですが、私が小さい頃「ピアノがほしい!」と言ったそうです。自分では本物のピアノのつもりだったのでしょうね?でも買ってくれたのはオモチャのピアノ!

母曰く「ちっちゃいねー。ちっちゃいねー。」とビックリしたように言い続けていたそうです。

そしてある日大きな黒いピアノが家にきました!!

私としてはそれでもう満足!だったのが母に大きな犬の置き物のある所に連れて行かれました。今思えばご近所の楽器屋さんの教室だったんですね。なんでピアノを習うんだろう?と不思議に思いました。

そこには他にも何人か子どもがいて、いつも賑やかで色音符を習った覚えがあります。特別好きとか嫌とか感じた記憶もありません。ただ母に連れられてお出かけしただけ。

しばらくすると電車に乗って個人レッスンの先生のお宅に通うことになりました。音大出身の先生で1曲終わると赤鉛筆で丸や花丸をもらっていました。

母の幼い頃、隣がキリスト教会でよくピアノを弾いていたのに戦争で教会が焼けてしまい、その後は小学校でピアノを弾いたそうです。小学4年の時お兄さんからバイエルをプレゼントされて独学で練習してから学校の音楽の先生に教わったとか。本当に音楽が好きで大人になっても合唱をやっていた母はきっと娘にピアノをちゃんと習わせたかったのでしょうね。

色々調べたようです。

そして桐朋学園大学附属「子供のための音楽教室」が世界一の音楽教育をする、と聞いて小学2年生で母が入室試験を受けさせました。

(つづく)

ピアノがほしい②〜母の頑張りで道が開けました〜ピアノの先生選びは本当に大切!

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