11歳のA君はどんどん上達して、また1冊終わりそうです。
それじゃあ今日は少し違うこともやってみようかな。
ピアノの音ってなんでも表現できるのよ。だから試しに音の色を変えてみない?
「霧」って知ってる?
「知ってる、雲みたいなのでしょ?」
そうそう、その霧の音を弾いてみようか。
まず想像してみて。モヤがかかっているようなボンヤリとした輪郭のない音。
ちょうどいい曲があるから先生の真似して弾いてみようか。
音の色に集中したいから楽譜はなしでやってみます。
黒鍵も白鍵も不協和音も使うけど、難しくないからね。
私が弾くとA君もすぐに真似ができました。
柔らかい音を出すためにタッチも静かに優しくね。
A君は耳をすませて欲しい音を出していきます。
とってもいいよ!じゃあ左のペダルも使ってみる?
左側のペダルは左足で踏みます。
3本ペダルの場合右足は右側と真ん中のペダルを、左足は左側のペダルを踏みます。
この左のペダルはソフトペダル、又はウナコルダと言います。
鍵盤の端を見ててね!左のペダルを踏むとほら、鍵盤が動くでしょう。
いつもは3本の弦を震わせて音を出すんだけどソフトペダルを踏むと鍵盤とハンマーがずれて2本の弦だけが震えて音が出るの。
だから柔らかくて弱い音が出るんです。
沢山の色が出せると表現も広がります!
当ピアノ教室(横浜市旭区二俣川)ではピアノの面白さを伝えています。
横浜でピアノ教室をお探しなら当ピアノ教室(横浜市旭区二俣川)の無料体験レッスンへ!