いつもの書店で「ピアニストを生きる」という題名に目を惹かれました。誰かな?知ってる人かな?
清水和音さんでした。私が小学生の頃から桐朋の先輩にそういう人がいるよ、とお名前だけは知っていた方でした。大ピアニストというのは知っているけれど、どういう方なのかはよく知らないなー。と興味を惹かれて読んでみました。
面白い!!
普通の人じゃないのね。天才ってこういう人ね。大体有名なピアニストなのに「ピアニストなんて、ずっとやめたいと思っていた」から始まります。
「ピアノを弾くのが嫌い。だけど、音楽は好きだった。」
そうなの?どういう事?から引き込まれるように読み進めました。
そういえば私が小学生の時、フランスから帰国したばかりのバリバリの若手ピアニストのレッスンを受けたことがありました。
素晴らしい実力の方でその後も活躍されましたが「僕ね、ピアノ嫌いなんですよ。」と聞いた衝撃がパーっとよみがえってきました。なんで嫌いなのにやってるんだろう?聞き返す事もできなかったけれど清水和音さん、同じ事を言ってる。
読んでいくとなるほどねー。バッサバッサと言いたい放題だけど心の声が文章になって表に出てきているような内容。インタビューを受けて答える形でインタビュアーの方も話を引き出すのが上手いなー、と思わせる絶妙な掛け合いです。
(つづく)
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