小さな生徒さん達が楽譜を読み、手の形や体の使い方を身につけ、さぁ、次はなんでしょう。その一つが言葉です。

クラシック音楽は西洋音楽とも呼ばれます。初歩ができたらすぐ勉強するバッハ、モーツァルト 、ベートーヴェンなど有名な作曲家はドイツ語を話していました。

私の友人のAさん!ベルリン芸大のSava教授クラスの先輩でした。

Aさんは卒業後もドイツに残り今はベルリン芸大で講師を務めています。

ドイツと日本と離れてはいますが、Aさんとは今もずっと仲良し!彼女が日本に一時帰国する時や私がドイツに行った時は必ずお会いし、娘のドイツ留学の際も応援してくれました。

その時「留学は甘くないよ」と特に厳しく言われたのが「言葉」です!

私達が留学した当初はとにかく弾けること、言葉はまぁまぁ困らなければいいよ、で合格できました。

でも入試のドイツ語も年々厳しくなってきて、今は「ドイツの新聞を読める」ぐらいは身につけていないと合格できません。

勿論弾けなければ話になりませんが、弾く事に夢中になって語学を疎かにする留学生に業を煮やした先生方から声が上がったそうです。

そこには「言葉が通じない」という現実的な事から言葉を知らなければその国の文化を理解するのは難しいという意味まで含まれていました。

(つづく)

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